2015年6月20日土曜日

クールガネツ-25のアクティブ防御システムに関する考察

生存報告も兼ねて

既出の意見だったらすいませんね


先月公開されたロシアの戦闘車両群、アルマータとクールガネツの搭載しているアクティブ防御システム(APS)について、多少気になったことがあったので少しまとめてみます




まずアルマータに搭載されている「アフガニート」APS




赤丸付けたところが APSの発射機
緑丸付けたところが 飛翔してくるミサイル及び砲弾の捜索レーダー
青丸のところが 発煙弾発射筒

こちらはだいぶ皆さんが調べて考察しているようなので私は特にやりません
一部では自己鍛造弾が入ってるとかそういう情報もありますね


さて今回の本題、クールガネツに搭載されているAPSについて考えたいと思います



赤い丸を付けたところ
これは煙幕弾発射筒という説とAPSという説があります

私はAPS説だと考えております

その理由として
まずクールガネツの歩兵戦闘車型には青丸で示した発煙弾発射筒が設置されています
つまり別形式のものを搭載する必要はないと思われ、APSである可能性が高いわけです

緑丸で示したAPS用と思われるレーダーが設置してあります
発煙弾用の可能性もありますが、そこは推測の域を出ないので......

兵員輸送車型はレーダー、発煙弾発射筒が見当たらないのですが、歩兵戦闘車型と形状が近いので同様のものと思われます

そしてAPSだとしてそれがなんなのかという話ですが

以前ソ連ではT-80に搭載するため「ドローズト」というAPSが開発されていました(アレーナが開発されてまともに採用されなかったようですが)
この「ドローズト」と「新型APSと思われる装備品」の形状が似ています



これらがT-55に搭載して試験されていた「ドローズド」APS

形状、長さ、太さなどが酷似しています
連装発射筒であるところもかなり近いとは言えます

ただ蓋などの形状が異なる点や開発から時間が経過していていまさら採用する必要があるのか疑問な点があります

時間経過等については80年代前半に開発された「MR-700 ポドベレゾヴィク」が空母「ヴィクラマーディティヤ」や「スラヴァ」級巡洋艦に搭載されている例があるので一概にないとは言えませんが


今回クールガネツに搭載されたAPSが「ドローズド」であるならなぜ選ばれたのか

それはクールガネツをできる限り軽く必要があるからでしょう
エンジンを車体前部に搭載したり、増加装甲を空間装甲としたり軽量化を追求している車両なのです
その場合、「アレーナ」や「アフガニート」を採用するとだいぶ大型のシステムとなり、APSとしても重量級です

APSを搭載したい。けど重量級のものしか現役じゃない......あ、あれがあるじゃない

という感じで「ドローズド」を採用した可能性がないわけではないのでしょうか


というわけで、中途半端ですが浪人生には時間がないのでここまで......



続きかいてもいいよって人がいたらコメントかTwitterか何かしら反応欲しいな

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